ブランド品バイヤーの1日|業務内容とスケジュールの実例 | リユース・リサイクル・買取業界専門の転職サービス リユース転職

ブランド品バイヤーの1日|業務内容とスケジュールの実例

2024.12.19

ブランド品バイヤーの1日は、多岐にわたる業務で構成され、スピード感と精度が求められるやりがいのある仕事です。市場動向の分析、商品の査定、仕入れ先との価格交渉、そしてオークションへの参加など、どの場面でも豊富な知識と迅速な判断力が必要です。なかなか本記事では、バイヤーの具体的な1日のスケジュールを時系列で紹介し、仕事内容のリアルな側面をお伝えします。

ブランド品バイヤーとは

ブランド品バイヤーとは、高級ブランド品の仕入れを担当する専門職であり、市場のトレンドや商品の価値を見極めながら、最適な価格で商品を調達する役割を担います。この職種では、ブランドやファッションに関する深い知識が必要であると同時に、交渉力や分析力も求められます。市場の動向をいち早くキャッチし、企業の利益に直結する仕入れを行うことで、ビジネスの成長を支える重要なポジションです。

取り扱う商材はエルメス、シャネル、ルイ・ヴィトン、グッチ、プラダ、ロエベなどのラグジュアリーブランドをはじめとするバックや小物、アクセサリー、時計やアパレルになります。商品の仕入れを行うために、個人のお客様から仕入れる方法や業者間取引のオークション(市場)などが主なルートとなりますが、今回はオークションで仕入れを行うバイヤーの1日についてご紹介します。

ブランド品バイヤーの仕事内容

ブランド品バイヤーの主な仕事内容は以下の通りです。

• 市場調査と分析: ブランド品の最新トレンドや価格動向を把握し、仕入れ戦略を立てる。

• 商品の査定: ブランド品の真贋や状態を見極め、市場価値を判断。

• 仕入れ交渉: 仕入れ先との価格交渉を行い、最適な条件で取引を成立させる。

• オークション参加: 国内外のオークションで商品を落札し、仕入れを行う。

• 在庫管理と販売戦略: 仕入れた商品の在庫状況を管理し、販売計画を策定。

これらの業務を日々こなす中で、ブランド品市場の変化に対応する柔軟性と迅速な判断力が求められます。

ブランド品バイヤーの1日

ブランド品バイヤーのとある1日をご紹介します。

8:30 出社、情報収集

ブランド品バイヤーの1日は、市場動向の分析から始まります。出社後、オンラインオークションサイト、SNS、ニュースサイトをチェックし、最新のトレンドや価格の変動を把握します。また、競合他社の動向やブランドの新商品の発表など、業界の最新情報を収集することも欠かせません。これにより、仕入れ戦略の基礎となる情報を得ます。

9:00 ミーティング

チームメンバーとの朝のミーティングでは、今日の目標や注目すべき商品について話し合います。前日の成果や課題を共有し、スムーズに業務を進めるための方向性を確認します。この場では、各メンバーが持つ情報を共有し合い、チーム全体で市場を見通す力を強化します。

10:00 検品・値付け業務

仕入れたブランド品の検品と値付けを行います。商品の状態、真贋、市場価値を的確に見極めることが求められます。この過程では、ブランドの特徴やトレンド、市場での需要と供給を総合的に判断し、適切な価格を算出します。また、偽物や模造品を見分けるための鋭い観察力と経験が活かされる場面でもあります。

12:00 同僚とランチ

販売戦略を担う販売部門スタッフの同僚とランチをしながら情報交換。美味しいモノを食べて午後の業務に備えます。

13:00 仕入れ先との交渉

午後からは仕入れ先との価格交渉が始まります。電話や対面での交渉を通じて、商品の価値に見合った価格で取引を成立させることが目標です。この際、事前に調べた相場や市場分析の結果をもとに、交渉を進めます。交渉力とともに、相手との信頼関係を築くコミュニケーション能力も重要です。

15:00 オークション参加

オンラインオークションに参加し、注目商品への入札を行います。この場面では、即座に判断を下す能力が求められます。人気商品は競争が激しく、限られた時間内で最高の結果を引き出すための集中力が試されます。また、時差の関係で、夕方以降に海外オークションが開催されることもあります。この場合、グローバルな視点で市場価値を判断し、最適な価格で商品を仕入れることが求められます。海外のオークションでは、言語や文化の違いを理解しながら交渉や入札を進める必要があります。

17:00 検品・値付け業務

再び仕入れたブランド品の検品と値付けを行います。社内システムを確認して、仕入れた商品の販売データや在庫状況の把握を行い、市場動向を見通した戦略を考えます。独り立ちした後は、自身で業務を進めていくことが多いですが、ときには上司やチームメンバーと商品の状態の目合わせや、売価の確認を行います。

19:00  1日の振り返りと翌日の準備

1日の業務を振り返り、成果や課題を確認します。同時に、翌日のオークションの下見に向けた計画を立てます。この段階での事前準備が、翌日のスムーズな業務進行を支えます。

ブランド品バイヤーの働き方

ここ数年、オンラインオークションが増えたことで、本社からオークションに参加したり、作業をするバイヤーも多くなりましたが、出張して全国のオークションに参加する場合もあります。そのため毎日オフィスに出社するわけではなく、直行直帰のことも。いずれにしてもオークションの開催に合わせて動くことがほとんどで、自分でスケジュール調整をできる場合も多く、働きやすい仕事といえます。
企業の運営体制によって異なりますが、土日休み、水日固定休み、シフト制などの働き方があります。

まとめ

ブランド品バイヤーの1日は、市場分析、査定、交渉、オークション参加など、多岐にわたる業務で構成されています。それぞれの業務において、豊富な知識と迅速な判断力が求められる一方で、自分の判断が会社の利益に直結する責任と達成感があります。ブランド品や流行に対する深い理解とビジネスセンスが重要なこの仕事は、日々変化する市場の中で常に挑戦と成長を感じられる、魅力的な職業です。

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