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企業インタビュー 【ウリドキ】漫画63冊の「重さ」から始まった、C2Bモデルと66兆円市場への挑戦(Part1)

企業インタビュー 【ウリドキ】漫画63冊の「重さ」から始まった、C2Bモデルと66兆円市場への挑戦(Part1)

2025.11.12 02:19

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 企業インタビュー / ウリドキ木暮社長「C2B×66兆円市場」
リユース・買取業界専門の転職サービスを行うリユース転職が、普段聞くことができない、経営層や人事責任者の方にインタビューを行い、事業の特徴や求める人材について本音でお話を伺います。

今回は、リユース業界をテクノロジーで革新させる「ウリドキ」の木暮社長に、同社の原点である創業時のエピソードから、独自のビジネスモデル「C2B」の仕組み、そして66兆円ともいわれるリユース市場の今後の展望についてお伺いしました。




漫画63冊の「重さ」から生まれた事業

リユース転職 山口
本日は「ウリドキ」さんにお邪魔しております。代表の木暮社長にお話を伺います。よろしくお願いします。
ウリドキ株式会社 木暮社長
よろしくお願いします。
リユース転職 山口
木暮社長は、どんなきっかけで「ウリドキ」を立ち上げられたのでしょうか。
ウリドキ株式会社 木暮社長
はい、ウリドキは私にとって2社目の起業です。1社目の時は、漫画の全巻セットを販売するECサービスをやっていました。
当時、「ジョジョの奇妙な冒険」が大好きで63冊あったのですが、1店舗行っても歯抜けで揃わない。最終的に5店舗ぐらい回ってやっと手に入れたら、今度はそれがめちゃめちゃ重いぞ、と(笑)。
そこで、最初からパッケージ化して宅配で販売する事業を始めたのですが、売上が上がってくると、今度は在庫が足りなくなりました。商品はインターネットで全国に売れていくのに、その商品を買い戻せないわけです。
この時、販売よりも「いかに在庫を手に入れるか」、つまり「買取が命だ」と気づきました。インターネットで売りたい人たちが簡単に買取業者とタッチポイントを持てるサービスが、当時我々自身が欲しいと思ったのが始まりです。

「WEB版なんでも鑑定団」C2Bモデルとは

リユース転職 山口
その「買取が命」という気づきから生まれたのが、現在の「C2B」モデルなのですね。このビジネスモデルについて詳しく教えていただけますか。
ウリドキ株式会社 木暮社長
はい。B2C(法人から個人へ)やC2C(個人から個人へ)はよく聞くと思います。我々C2Bは、個人から企業へとモノを売る、すなわちリユース企業の「買取」をサポートするプラットフォームを作っている会社です。
リユース転職 山口
今、このC2Bモデルを「なんでも鑑定団のウェブ版」のような形でお話されることもありますか。
ウリドキ株式会社 木暮社長
はい。ウリドキのプラットフォームの中には、メディアの「ウリドキプラス」と「マッチングサービス」の2つがあります。「なんでも鑑定団」のようなサービスというのが、このマッチングサービスの方です。
皆さんがメルカリで出品されるのと同じような形で、家にあるリユース品をウリドキへご登録いただくと、その商材に特化した査定士さんたちから、複数人から査定が入ります。例えば、楽器と時計とお酒を買い取るスキルは全然異なりますよね。その専門家が査定する、というのがこのサービスの特徴です。

信頼を支える「透明化」とAI

リユース転職 山口
C2Bの取引において、信頼性の担保は非常に大事だと思いますが、どのような工夫をされていますか。
ウリドキ株式会社 木暮社長
まず1つ目は、「買い叩きのイメージを変える仕組み」です。一般的にモノを売るとき、「安く買い取られてしまうのでは」という不安がありますよね。ウリドキでは、全国の専門査定士から査定が入るため、複数の見積もりを比較でき、おおよその相場感をつかむことができます。

2つ目は、「レビュー投稿機能」です。取引が完了した後に、お客様が査定士を評価・レビューできる仕組みを設けています。これにより、たとえば「査定額は高いのにレビュー評価が低い」といった状況も可視化されるようになり、より信頼性の高い取引を実現しています。

さらに、現在はAI機能も導入しています。ウリドキはオークション形式ではなく“一発査定”ですが、稀に桁を間違えるような「外れ値」が出ることがあります。そうした異常値をAIが自動で検知し、乖離の大きい査定には通知が送られる仕組みです。これにより、プラットフォーム全体の健全性を保っています。

賛否両論から始まった「価格の透明化」

リユース転職 山口
確かに、昔は「売る」体験自体が少なく、売り手側が情報を持っていないケースが多かったですよね。
ウリドキ株式会社 木暮社長
ありがとうございます。まさに、私たちが創業前に課題として感じていたのがその点です。今から10年以上前は、買取価格がほとんどオンライン上に公開されていませんでした。「査定額は企業の資産だ」という考え方が一般的で、価格情報を外に出すことはタブー視されていたんです。
そんな中で、私たちが“買取価格を透明化しよう”と動いたところ、「そんなことをしたら業界全体の利益率が下がる」とお叱りを受けることもありました。一方で、「業界を良くするためには、ユーザーとの情報ギャップをなくすべきだ」と、共感し応援してくれた人たちもいました。
このように、賛否の入り交じる中で生まれたのが、私たちのサービス「ウリドキ」です。

  66兆円市場と今後の展望

リユース転職 山口
(社長の著書を手に取り)2020年に出版されたこちらの本には「37兆円市場」とありますが、今後の展望についてもお聞かせください。
ウリドキ株式会社 木暮社長
はい。当時37兆円といわれていた日本のリユース市場の潜在規模ですが、現在では、なんと66兆円にまで拡大しているとされています。
この“眠っているリユース品”を、どう掘り起こしていくか。それが、私たちの大きなテーマです。掘り起こした先には、国内での流通はもちろん、海外にも大きなチャンスがあります。日本のリユース品は海外では「Reuse in Japan」と呼ばれ、非常に人気が高いんです。つまり、国内に眠る資産を動かすことで、外貨を生み出す可能性もあります。

その中で私たちは、メルカリさんやヤフオク!さんのようなC2Cモデルとは異なり、お酒・ブランドバッグ・貴金属・ジュエリーなどの高単価商材に特化しています。
最近では、お客様から「ついでに中古車や不動産も売れないの?」といったご相談をいただくことも増えてきました。おそらくその背景には、遺品整理や生前整理といった社会的な流れがあります。将来的には、こうした高単価商材から不動産までを一気通貫で売却できる“世の中の売却インフラ”を目指していきたいと考えています。

  まとめ

ウリドキの事業は、木暮社長が漫画全巻セットを購入した際に感じた「重さ」、そしてECサイト運営を通じて直面した「在庫(仕入れ)」の課題という、2つの実体験から生まれました。

その課題を解決するために立ち上げたのが、売り手とプロの買い手をつなぐC2Bプラットフォーム「ウリドキ」です。いわば、「なんでも鑑定団のWeb版」とも言えるサービスで、複数の専門家による査定比較やレビュー機能、AIによる「外れ値」検知を通じて、価格の透明性を実現しています。

創業当初は賛否両論ありましたが、いまや日本のリユース市場は66兆円規模へと成長。ウリドキはその中で、高単価商材を中心に、将来的には遺品整理に伴う不動産まで取り扱う「世の中の売却インフラ」を目指しています。

※上記の内容はインタビュー動画の内容に基づいています。



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