3年ぶりのリアルイベント「リユースフェス2022」開催レポート! | リユース・リサイクル・買取業界専門の転職サービス リユース転職

3年ぶりのリアルイベント「リユースフェス2022」開催レポート!

2022.09.20

こんにちは!リユース転職の山口です。

8月31日から9月2日にてリユースフェス2022が開催されていましたね。

https://wasabi-inc.biz/reuse_fes2022/

9月1日はオンラインセミナーでウリドキ小暮社長、スタンディングポイント若森社長と対談させていただきました。

また、2日は八芳園にて3年ぶりとなるリアル開催のイベントに参加してきましたので、そのときの様子をレポートします!

入場時のノベルティ

ブックオフ社と多摩美術大学とのコラボのノベルティは、買い取ったDVDをリサイクルして新たな商品にするという素敵なモノでした。本来の用途は小物置きといことですが、子どもたちはキラキラが気に入って駐車場に見立てて遊んだりしてました!

洋服の交換会

全国各地で開催され⼈気となっている「服の0円交換会」が開催されていました。なんと0円で、洋服を新しいアイテムに変えられるということで、「これはお得!」と参加。持ち込んだ服は私の着なくなったワンピース。交換したのは、子供服でした!タンスも整理できて今必要な子どもの服をゲットできるなんて、ニーズに合ったサービスで大満足でした!

他にも子供向けイベントやキッズスペースがあるなど、幅広い世代が楽しめるコンテンツが盛りだくさんでした。

夜からは企業向けのカンファレンスがありました。パネルディスカッションやファッションショーなどこちらも内容が盛りたくさんでした。

夜はカンファレンスがスタート!

冒頭は、業界誌である「リサイクル通信」の編集長である瀬川氏からマーケットの市場動向についてのレポートがありました。ポイントは以下です。

・リユース市場は11年連続成長、2.5兆円の規模に。

・アイテムとしてはアパレル、玩具、スポーツ・レジャーが伸びている。

・コロナの影響もありECでの販売比率が6割とリアル店舗を超えた。

・人口は減少トレンドだが、リユース人口は拡大し続ける。

・かくれ資産は44億円あり、まだまだ伸びしろがある。

また、カンファレンスの内容で特に印象的だったのは、「リユースの10年後〜これからの社会、リユースはどうなっていくのか〜』というテーマのパネルディスカッションで、なかなか普段聞くことができない内容で私も興味深く大変勉強になりました。一部をご紹介しますので、特にアパレル、ファッション領域に興味のある方はぜひご一読ください。

パネルディスカッションの内容

<パネラー>

株式会社ウィファブリック
代表取締役 福屋 剛 氏

株式会社ワンピース
代表取締役 久本 和明 氏

株式会社 ヒューマンフォーラム 代表取締役社長
岩﨑仁志 氏

環境省 「ファッションと環境」タスクフォース リーダー
岡野 隆宏 氏

環境省の岡野氏からは「クローゼットに眠る服は25枚ある。大量生産、大量消費、大量廃棄の流れを変えていく必要がある」という話が冒頭ありました。

ヒューマンフォーラム社の岩﨑氏からは、「新品が儲からなくなってきている、システムコストなど高い、古着の比率を伸ばしている。一方で、リユースは人件費や物流費かかっている。リユースアパレルのノウハウや人材は貴重。朝から晩まで服を見る仕事だけど、それが苦じゃない人が集まっている。リユースは利益率がめっちゃいい。」

という話がありました。

また、ウィファブリック社の福屋氏は、「ザ・トゥルー・コスト ファストファッション 真の代償」という映画の内容にも触れられて、洋服の安さに現れるけど人権の問題などが見えない、見ないふりをしている。」と指摘。

「誤解されていることもまだまだあってその全体の仕組みを変えていきたい。実はグローバルにニーズがあるところへ届いてないそう。海外輸出している古着は、アフリカに届けられていることが多いけれどそのほとんどが廃棄されてる。」

「中国とか日本国内といったニーズがあるところに届けたいと考えている。他にも、アップサイクルって手間がかかるから高いのではないかと考えられています。でも実は中国で大量生産するのと、アップサイクルで作る服は同じコストでつくることが可能。」業界全体でこのような発想の転換が必要といいます。

「新品アパレルなどの一次流通はまだまだ2次流通を嫌う傾向がある。でもそうじゃない。例えば、ユニクロなどが取り組み始めたように、自社ブランドの回収ボックスを店舗に設置して、2次流通へ。中古品からブランドのファンになってもらって、新作などを求めて新品の購入へという流れが作れる。」ということです。〇〇というサービスではクーポンの発行などでそのマーケティングを強化しているそうです。

服の交換会を全国で主催しているワンピース社の久本氏は、「100年先、次世代に残していける地球にするために自分たちができることをしていく必要がある」と力強くお話をされていたことも印象的でした。

まとめ

今回リユースフェス2022に参加して、リユースに関わる企業が買って売って設けてというだけでなく、サスティナブル全体、つまりメンテナンスやリフォームといったところまで領域を積極的に広げていることや、これまで垣根があった新品の1次流通業者もどんどん参入してきていることなどを改めて強く感じました!

もっともっと業界全体が成長していくことと、その成長の方向はサスティナブルな社会を創ることにつながっていくことを感じられるものとなりました。

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