買取・査定を行う鑑定士の仕事とは?やりがい、向いてる人、身につくスキルなどを解説!
2023.05.09
買取業界への転職、買取査定のお仕事について、ブランド鑑定士に興味がある方へ、リユース・リサイクル専門の転職サイト「リユース転職」が、鑑定士の仕事内容や、やりがい、向いてる人、身につくスキルなどについてご紹介します。
目次
・そもそも鑑定とは?
鑑定ということばは、「物ごとの真偽・良否などを判定すること。めきき。みさだめ。」という意味があります。
日本では「なんでも鑑定団」という長寿番組があったりするので、「家の中にお宝が眠ってるかも…そうした物を鑑定士に見てもらうのか」というイメージがある方も多いのではないでしょうか。また、キッザニアなどで鑑定士のお仕事体験ができるようになっていたりと、世代を超えて認知される機会も増えているのかなと思います。
ちなみに、 不動産業界でも鑑定士という職種がありますが、ここでは家や車を除いて、ブランド品やアパレル、トレカなどを扱う鑑定士についてお話をいたします。買取スタッフ、査定士やバイヤーなど企業によって呼び方が様々あります。
<取り扱うアイテム>
ブランド品、時計、バック小物、宝石、骨董、着物、アパレル、トレカ、家具、お酒、楽器、カメラなど、高価なもの、希少価値が高いものを取り扱うケースが多いです。
・鑑定士の仕事内容は
店舗での接客を中心に行う場合は以下のような仕事内容となることが多いです。
- お客様が持ち込まれた品物の鑑定・査定
- 品物の価値や適正価格をご説明
- 買取成立
- 仕分け・梱包、発送
※本社なのか、商業施設内の店舗か、路面店なのかなどによって仕事内容が若干変わります。
※人員体制は1名~複数名と店舗規模によって異なります。
<仕事のやりがい>
◆その物に対する想いを伺うことができ、次の方に良いかたちで譲り渡す事のお手伝いができる
◆信頼していただけると母と娘など世代を超えてお付き合いができ、任せていただける
◆すべて1点ものであり、固有の物であるため、相場(金額)云々だけでなく、いかにその方にとって満足いただける買取りにできるか、鑑定士の腕にかかっているところ
◆宝石や骨董など奥深いものが多く、学び続けることができる
◆普段の生活では出会えないような高額商材、レアな商品などに出会えること、そうした物を扱える醍醐味
・どんな人が向いているか
以下のようなことに共感する方は向いています。1つでも当てはまった方は鑑定士としての素養ありです!
〇専門性を磨きたい
〇お客様と信頼関係を構築するような接客をしたい
〇学び続けられる環境で働きたい
〇キャリアアップが可能な環境で働きたい
◯丁寧な人、責任感のある人 ※高額な物を扱う場合もあるため
逆に向いていない人は、以下のような項目があげられます。
〇コミュニケーション
〇買取に対してイメージがつかない人
〇物に対して学ぶ意欲が持てない方
・鑑定士として身に着くスキルは
やはり鑑定士としての「目利き力」と、
お客様と対峙するので「コミュニケーション力」が身についていきます。
その他、
交渉力、商品知識、物の価値についての知識、物の流通の流れ、店舗運営力、マネジメント力、数字意識、目標達成力
なども身につきます。
・どのような人物が求められているか
企業によって様々ではありますが、以下のような項目を上げる企業様が多いです。
◯誠実さ
◯真面目さ(学び続ける姿勢)
◯コミュニケーションをとることが好きな方
◯主体性
◯ブランド品に興味がある方
・給与
初年度想定年収 300~500万円
※未経験からスタートするのかなど、いくつかの条件によって異なりますが、300~500万円の幅があります。中央値をとると初年度想定年収350万~400万円となる企業が多いです。
・勤務地
店舗による
※リユース転職では全国に店舗網がある求人に対応しています。
・勤務時間
10:00~19:00、もしくは11:00~20:00
※上記のような企業が多いです。残業時間は10時間~20時間くらいの企業が多いです。
・休日・休暇
シフト制(週休2日)。
※上記のような企業が多いです。企業によりますが、有給休暇を使って連休を取得できたり、希望によっては土日でのお休み取得ができる企業もあります。希望の方は面接時に確認をしましょう。
・福利厚生
各企業によります。
ユニークな福利厚生をつくっている会社、直近で福利厚生を手厚くしている会社などなどあります。
<よくあるご質問>
ここからはキャリア相談でよくあるご質問についてお答えします
・どのような企業があるのか
大手企業、上場企業、地方中心に展開する企業、ベンチャー企業など様々です。詳しくはご相談ください。
・どのような評価制度があるのか
一部、インセンティブ制(歩合制)の企業もありますが、
店舗型の場合は目標達成度に応じた基本給のベースアップという仕組みの会社も多いです。
自分がどのような評価制度の会社で働きたいのかしっかり整理してから応募するようにしましょう。
・未経験でも挑戦できるのか
買取業界全体が成長していることや、研修制度が整っている会社も多くなっているため、人材を未経験からでも人材を募集しています。そのため、選考も人柄重視という企業も多いです。
一方、即戦力になる経験者募集の求人も多いです。数年でも、もしくは雇用形態がアルバイトだったとしても、何かしらの買取業務経験者の方であれば経験者として見てもらえるケースもあります。より専門商材のプロ性を身に着けて鑑定士としてレベルアップしたいという方も歓迎している求人もあります。
・どんなキャリアアップがあるのか
例えば、以下の様な方法があります。成長している企業では入社ごのキャリアアップも様々です。
〇店舗で鑑定士として専門性を磨く
〇教育トレーニング:新人育成、マニュアル作成
〇マネジメント:複数店舗統括、部下マネジメント
〇本社での査定部門:遠隔査定 画像判定
〇物流拠点の商品部門:販路選択、オークション出品
〇バイヤー:オークションでの買い付け、業者間売買
〇新規事業開発など会社の幹部として経営に近いポジションなど。
査定の仕事に興味はあるけれど実際のイメージがつかないという方や、買取業界への転職を考えているけど色々な会社が合って労働条件などで不安という方もいらっしゃるのではないでしょうか。上記の情報が少しでも参考になれば幸いです。
より詳しい話を聞いてみたい、具体的な求人について知りたいという方はキャリア相談よりお気軽にお問合せください。
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<この記事を書いた人>
リユース転職 キャリアアドバイザー 山口桃子
リユース企業の元人事。店長として買取の現場に立ち会った経験も多数。2019年よりリユース・買取業界専門の転職支援を開始。これまで多くの買取業界を目指す方のサポートをしてきた。また業界経験者の「よりキャリアを上げていきたいけどどのような方法があるのか」とういった相談も多く、総合的なキャリア支援を行っている。
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