ロレックスを扱う仕事をするには?|高級腕時計に注目が集まる理由
2024.01.26
目次
高級腕時計市場の急成長とリユースマーケットの注目
近年、高級腕時計市場が急速に成長しています。特に中古品を取り扱うリユースマーケットが注目されており、ロレックス(ROLEX)などの高級ブランド腕時計が新たな投資先として見られるようになっています。この記事では、高級腕時計ロレックスを扱う仕事をするのに必要な知識として、高級腕時計に注目が集まる理由と、その中でも特に人気の高いロレックスを取り扱う5つの仕事について詳しくご紹介します。
高級腕時計に注目が集まる理由
高級腕時計に注目が集まる理由として、大きく2つのことがあげられます。
世界標準の価値を持つ安定性
高級腕時計は、株式のように変動リスクが少なく、金と同様に安定資産としての価値を 持ちます。特に経済が不安定な時期において、これらの時計は価値を保つ傾向にあります。
持ち運べる資産として利便性
金とは異なり、高級腕時計は持ち運びやすく、ファッションアイテムとしても魅力的です。世界中どこへでも携帯できる点が、多くの投資家やコレクターにとっての大きな魅力となっています。
中古市場とリユースビジネスのトレンド
新品だけでなく、中古の高級腕時計も流通しており、限定品やヴィンテージ品は高値で取引されています。消費者の購買行動や価値観の変化により、「良いものを長く使いたい」というニーズが増えており、リユースビジネスはSDGsの観点からも新しいトレンドとなっています。
高級腕時計のブランドとは
高級腕時計のブランドには、以下のようなものがあります。
・ロレックス(ROLEX)
・カルティエ(CARTIER)
・タグ・ホイヤー(TAG HEUER)
・オメガ(OMEGA)
・シャネル(CHANEL)
・ブルガリ(BVLGARI)
・パネライ(OFFICINE PANERAI)
・パテック・フィリップ(PATEK PHILIPPE)
・ランゲ&ゾーネ(A. LANGE & SOHNE)
・リシャール・ミル(RICHARD MILLE)
・フランクミュラー(FRANCK MULLER)
・オーデマ・ピゲ(AUDEMARS PIGUET)
・ブレゲ(BREGUET)
・ヴァシュロン・コンスタンタン(VACHERON CONSTANTIN)
・チュードル(TUDOR)
・IWC(IWC)
・ジャガー・ルクルト(JAEGER LECOULTRE)
・ブライトリング(BREITLING)
・ウブロ(HUBLOT)
・セイコー(SEIKO)
10大ブランドとしては、ロレックス,オメガ,パテック・フィリップ,オーデマ・ピゲ,ブライトリング,タグ・ホイヤー,IWC,ウブロ,カルティエ,セイコーといわれています。
だれもが知る有名ブランドであるRolexが認定中古品の販売を開始したことも2023年大きな話題になりました。認定中古品とは、メーカーや正規販売店が買い取った時計にメーカー基準のメンテナンスを加えて販売されるモノです。メーカーお墨付きの中古時計であり、真贋や、不適切な改造などを心配することなく、安心して中古時計を購入することができるのがメリットです。
このように中古時計市場は国際的な成長を続けており、2030年には新品市場の半分くらいの規模まで拡大するのではと予測されています。
高級腕時計を取り扱う仕事
ここからは、高級腕時計のロレックスなどを扱う5つの仕事(職種)をご紹介します。
■時計修理士
高級腕時計リユース市場が伸びているというご紹介をしましたが、それに伴って時計の修理をできる職人のニーズが高まっています。メンテナンスをすれば価値を正しく取り戻せる品物も多く、売る側も、買う側もともにメンテナンスのニーズがあります。故障品は買取NGのところもある中、提携業者や自社工房を持つ企業は買取対応ができるので強みになっています。各社修理事業強化しており、自社工房を拡大しているため、良い条件の求人が出てきているのも事実です。
■時計バイヤー
高級腕時計の仕入れ、買い付けを行うお仕事です。オークション(市場、競り場)や業者、個人から仕入れを行います。相場感覚、交渉力や真贋力が身につくプロ性の高いお仕事です。
■ECサイト運営
高級腕時計を流通させる販路としてEC(ネット通販)も普及しています。写真撮影、加工、商品情報の入力、梱包、発送といった業務や、販促、マーケティングにも携われるお仕事です。グローバルな時計のプラットフォームに「Chrono(クロノ)24」というサイトがあります
■販売スタッフ、時計アドバイザー
高級腕時計は高額なので、接客スタイルもお客様へのおもてなしを重視し、丁寧に対応します。高額なお品物なので、お客様の運命の1本にじっくり寄り添うお仕事です。未経験からでも挑戦ができます。
■買取スタッフ、時計鑑定士
お客様のお品物を査定、買取をさせていただくので、高級腕時計の循環に直接的に携われます。未経験からスタートしても、真贋などのスキルも身に着けることができるお仕事です。各地に店舗があるので地域で働けるメリットもあります。
時計業界で求められるスキルと知識
時計の専門知識では、ウォッチコーディネーター検定や時計修理技能士といった資格があります。専門学校での学習やYouTubeなどの動画コンテンツを通じて、時計に関する深い知識や技術を身につけることもできます。時計業界への転職を考えている方にとって、これらの知識やスキルは大きなアドバンテージとなります。
東京や大阪には時計の専門学校もあり、機械式・クォーツ式時計のオーバーホール技術、金属加工、外装知識、時計理論などウォッチメーカーを目指すのに欠かせない技術・知識を学べます。夜間コースなどもあるため、社会人になっても学べる環境があります。
時計はファッションアイテムだけでなく、構造なども複雑で奥深く、探求していくことができる面白みがあります。現在はYouTubeなどの動画コンテンツも充実しているため、自身で知識を深めていくこともできます。
高級腕時計のリユース業界では、グローバルで活躍の場があるため、語学スキルがアドバンテージになっています。また、仕入れから販売まで流通全体を理解できるため、時計の専門知識が特にスキルとして身についていくようになります。買取店の店舗スタッフでも、ロレックスを自分で分解できるくらいのスキルを持っている方もいらっしゃるなど、時計に日々触れて、理解を深めることで、時計のプロフェッショナルとして活躍することができるでしょう。
この記事では、高級腕時計市場の成長と、特にロレックスを取り扱う5つの仕事について詳しく解説しました。高級腕時計に関心がある方、転職などのキャリアチェンジを考えている方にとって、有益な情報となることを願っています。
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<この記事を書いた人>
リユース転職 キャリアアドバイザー 山口桃子
リユース企業の元人事。店長として買取の現場に立ち会った経験も多数。2019年よりリユース・買取業界専門の転職支援を開始。これまで多くの買取業界を目指す方のサポートをしてきた。また業界経験者の「よりキャリアを上げていきたいけどどのような方法があるのか」とういった相談も多く、総合的なキャリア支援を行っている。
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