企業インタビュー/トップバイヤーが徹底解説/ブランドバイヤーに向いている人の3大条件/【ペンギントレード】Part2

企業インタビューシリーズ/リユース・買取業界専門の転職サービスを行うリユース転職が普段聞くことができない、経営層や人事責任者の方にインタビューを行い、事業の特徴や求める人材について本音でお話を伺います。

第8回は、株式会社ペンギントレードの代表 佐藤佑一様にお話を伺いました。

※以下の内容はインタビュー動画Part2の内容になっています。


リユース転職 山口:

前回に引き続き、株式会社ペンディングトレード様の本社にきております。佐藤様にご経歴など簡単にお伺いできればと思います。よろしくお願いします。

株式会社ペンギントレード 佐藤社長:

はい、ペンギントレードの代表の佐藤と申します。 当社は高級ブランド品の買取・販売事業と、あと最近オークション事業をはじめております。

経歴ですが、僕は元々長崎県にいました。小中高と長崎で過ごして、でも仕事も決まらないで、高校を卒業したんですね。もう何もやることがなかったんで、1ヶ月間、母親に「1万円ちょうだい」と言って、その貰った一万円でずっとパチンコしていたんです。母親もお金貸してくれなくなって、とうとう電車賃も払えなくなって、当時の彼女にも会えなくなったんで、ちょっとやばいなと思ってそろそろちゃんと仕事探さないとな。と思った時に、親戚が東京にいたので「東京まで行けばなんか仕事あるだろう!」と思って上京しました。

それで、求人を見ていたら美容師の求人があって美容師になりました。美容師としては7〜8年ぐらい働きました。

リユース転職 山口:

結構、しっかり美容師やってたんですね。

株式会社ペンギントレード 佐藤社長:

そうですね、美容師は真面目にやりましたよ。でも、この仕事を始める前の年収は360万円でした。

リユース転職 山口:

7~8年やって年収360万円ですか?

株式会社ペンギントレード 佐藤社長:

はい、年収がすごく低いわけではないと思うんですけど、贅沢はできないので。

それで、昔クロムハーツで10回分割で買ったシルバーアクセサリーとかをヤフオクで売ったりしていて、「結構高く売れる」ということに気づいたんです。Aのサイトで買ったやつを、Bのサイトで売ったら儲かるんじゃない?みたいな感じで、今でこそ「せどり」と言われているような事を僕も始めたんです。1年ぐらい副業でやってたら、美容師の年収を超えたので辞めて本格的にやることにしました。

リユース転職 山口:

なるほど!そういう副業から始まってたんですね。でも、すぐ今の会社の形式にはなってないですよね?

株式会社ペンギントレード 佐藤社長:

そうですね、完全に今の形にはなってないですね。

これは、今だから話せるんですが、僕、創業して1年目から年商7億円位だったんですよ。何をやっていたかと言うと、当時、メルカリや楽天、ヤフオク等で売ってる商品って、市場より安かったんですね。

BtoBじゃなくて、CtoCで買った物を市場の業者に流すだけで結構儲かったんです。なので、クレジットカードをたくさん契約して、限度額ギリギリまで使って、それを回すというかたちで2年ぐらいやってたんですね。

そうしたら、2年目で売り上げが10数億円まで行ったんです。ただ、次第に、このやり方を真似する人達が出てきて、市場の商品も徐々に無くなってきたんです。いよいよ「自分たちで売る力も付けていかないといけないね」という話になり、今のビジネスの前身じゃないですけど、シャネルをメインに特定のアイテムを尖らせて販売したり、商品のリペアに力を入れたりするようになっていきました。

そこから、コロナになってしまって。コロナになるとオフラインの売り上げが下がってきて、逆に自分たちのようなオンラインの販売が伸び始めたんです。自分たちはずっとSNSを通じて販売などをしていたので、本当に運が良かったですね。

リユース転職 山口:

へー!やって来たことに、一気に火がついた感じだったんですね!


株式会社ペンギントレード 佐藤社長:

そうなんです。最近は、コロナも落ち着いてきたので、そのタイミングでLINE査定で全国の業者さんから買わせていただいたり、オークションも新しく始めたりとか、そういう新しいことを始めています。

リユース転職 山口:

すごい!世代と共にうまく波に乗って、戦略を起点を利かせて変えていってるのがポイントですか?

株式会社ペンギントレード 佐藤社長:

そうですね、正直、最近はやっと考えてる感はあるんですけど。最初の3年ぐらいはもう無我夢中でしたね。

リユース転職 山口:

そうですよね。。でも、そういう下地というか、そういう時期があって今のかたちがあるということが理解できました。今、会社の規模感はどのくらいでしょうか?

株式会社ペンギントレード 佐藤社長:

売り上げでいうと、前年度で50億弱の売り上げです。
従業員数は、アルバイトスタッフを含めると40人くらいですけど、社員は35人名くらいです。(2024年6月当時)

リユース転職 山口:

でも、アルバイト・パートの比率がそんなに高くないんですね。

他の事業者のお話とか聞くと、結構そこに人数割いてたりとかするんですけど、御社は、なにか秘訣があったりするんですか?

株式会社ペンギントレード 佐藤社長:

実は3年ぐらい前はアルバイトスタッフが、元々はとても多かったんですよ。全体で50人ぐらいいる内、30人くらいがアルバイトだったんですけど、やはり、どうしても「高級品を扱っている」というのと、1個1個、責任感を持って仕事をしてもらうってなった時に、 どうしても自分の立場や役割で責任感は少し変わるじゃないですか。アルバイトだと立場上、コミットメントできなかったりとかするので、社員を増やしていくことになりました。

リユース転職 山口:

なるほど、では御社では、しっかり事業にコミットしてくれたりとか、高級商材もプロ性を持って、しっかり携わってくれる人材を求めているんですね。

特に、御社の事業だとバイヤーの方が重要になるんじゃないかなと思うんですが、そういう人たちに求められる要素や資質ってどんなものがありますか?

株式会社ペンギントレード 佐藤社長:

実はこれは僕の中で答えがありまして。「資質のある人と無い人」あと、「バイヤー業のスキルをどうやって高めていくのか」っていうところまで、僕の中で答えがあります。

リユース転職 山口:

はい、ぜひ聞きたいですね。

株式会社ペンギントレード 佐藤社長:

では「向いている人・向いていない人」の話でいうと、向いてる人は、ブランド品が好きな人はもうそれだけでかなり才能があります。正直 ブランドが好きじゃないだけで、結構きついんですよ。
向いている人の資質の50%が欠けたぐらいのインパクトがあります。

次に、「数字が好きかどうか」これは仮にブランドが好きじゃなくても、数字に興味があれば結果を出せる人にはなれるかなと思ってます。資質の部分で言うなら、ほとんどこの2つに集約されている感じですね。

敢えて言うなら、3つ目は・・・そうですね、

バイヤーは平場とかオンラインなど色々な仕入れのチャンネルがあるんですが、平場だとやっぱり「陰キャ」よりは「陽キャ」の方がよいですね。

・平場(ひらば)
オークション会場で直接商品を見てその場で競りを行う対面式のオークション

・オンライン
オンライン(ネット)上で行うオークション

リユース転職 山口:

なるほど!コミュニケーション力ってやつですね。ちょっと横のつながりとかオークション事業者と関係構築したりとか。

逆を返せば、これら3つの要素がない人は、ブランドバイヤーを辞めた方がいいですか?

株式会社ペンギントレード 佐藤社長:

やめた方がいいですね。やっぱり自分たちのスタッフもそうですけど、自分も業者のオークションとか出入りしてると、「 あの人あれ以上成長しなそうだな」「なんか生き生きしていないな」って人がたまにいるんですよね。

次に、ブランドバイヤーさんたちがどうやったら成長していくのか?という話なんですが、現時点ではバイヤーは、このやり方をしていればレベルが上がっていくみたいなフォーマットが一般的には無いと思うんです。

リユース転職 山口:

そうですよね。割と属人的な要素が強いというか。

株式会社ペンギントレード 佐藤社長:

バイヤーっていつの間にか育ったみたいな感じなんですけど、僕の中ではその人が上げた「年商」がその人の戦闘力の1つかなと思っています。

例えば、年商を1億あげる人と年商を3000万しかあげない人って約3倍の乖離があるじゃないですか。

この3倍の乖離って、「経験値の積み重ねが3倍違う」ってことだと思ってるんです。

優秀なバイヤーは、仕入れ後にちゃんと自分で検品したり、売った後も、どのチャネルでいくらで売れた?とかをちゃんと全部自分で確認しているんです。そう言う人は、入り口から出口までの経験を完全に積めるわけです。でも、「片方しかみていない」とかになると、経験としては完全に半分なので。仕事で言うと、PDCAが回せていないというか、「仕事はしたけど、結果は検証しない」みたいな状態です。

バイヤーさんは、上げた年商分、かつ、出口までちゃんと見届けるっていうところがすごく成長には大事なんじゃないかと思っています。

リユース転職 山口:

そうですよね。この業界で従事していると、仕入れ側しかやってないとか、販売側しかやってないみたいな、多くの会社は縦で分かれちゃってると思うんですよね。

でも、そこが一貫して経験できていないとなると、バイヤーの経験値としてはかなり低い。つまり成長できる環境じゃないってことですよね。

例えば、御社の場合は、出た利益をバイヤーさんに還元する仕組みとかになっているんですか?

株式会社ペンギントレード 佐藤社長:

そうですね、これは放送される頃には評価制度が試運転されている時期になっていると思うんですが、今回結構お金をかけてきちんと構築しました。

リユース転職 山口:

すごい大事ですよね。バイヤーさんのモチベーションも上がっていきそうですね。

株式会社ペンギントレード 佐藤社長:

はい、そう信じています。

リユース転職 山口:

御社ではプロフェッショナルになることができる環境がどんどん整ってる様子ですが、改めて、ペンギントレードで 働く魅力とか、社風について教えてください。

株式会社ペンギントレード 佐藤社長:

そうですね、僕たちの会社の魅力は
・挑戦できる環境
・変化の速さ ですね。

それが楽しめる人はすごく楽しいのかなって思います。

6月からネットオークションが始まるんですね。で、7月からは平場もやるんですよ。

それに向けて、何やらないといけないか?っていうと、もちろん準備もしないといけないし、商品も集めないといけない、営業活動もしないといけない。

いろんなタスクが絡み合うというか、めちゃくちゃ出てくるじゃないですか。

僕たちの会社はこういう変化が年に3〜4回ぐらい出てくるので、一気に会社内の空気感が変わるんです。そう言うのが楽しめる方は、すごく合っていると思います。

リユース転職 山口:

そうですね。一緒にいい会社作りましょう!みたいな。まだまだそういうフェーズですしね。

御社は給与面でも、いい金額を提示しているかなと思っているのですが?固定給で月30万円スタート(取材当時)ですよね?

株式会社ペンギントレード 佐藤社長:

はい、ただこれは残業時間が30時間込みの金額になります。

リユース転職 山口:

それでも、労働市場から見るといい金額だなと思います。ちなみに御社が求めている経験や優遇されるスキルはありますか?

株式会社ペンギントレード 佐藤社長:

そうですね。それでいうと、月給30万円はそもそもエントリークラスなんで、レベルで言うと「全くブランド品初心者」でも正直30万円をご提示しています。ただ、ブランド品をそれなりに知ってる人も30万円なので、そこは差をつけていないんですけど。

レイヤーで言うと、
・メンバークラス:月給30〜35万円
・リーダークラス:月給30〜40万円
・マネージャークラス:月給40〜50万円
・部長クラス:月給50万円以上

になります。

直近の事例で言うと、来月入社される方は、同業他社で査定窓口をやられてた方で、遜色なく同じような作業ができるので、月給40万円でオファーさせていただきました。どれだけ今我々の現場でその人のスキルをガチャッとはめたらパフォーマンスするか?で判断させていただいています。

リユース転職 山口:

なるほど。より即戦力であれば、色々柔軟に検討してくださるということですね。

株式会社ペンギントレード 佐藤社長:

そうですね。もちろん!

リユース転職 山口:

今後の御社の成長にますます期待です!本日はありがとうございました!

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