ブランド鑑定士の一日とは?リアルな仕事内容と、やりがいや難しさについて | リユース・リサイクル・買取業界専門の転職サービス リユース転職

ブランド鑑定士の一日とは?リアルな仕事内容と、やりがいや難しさについて

2024.10.29

概要

ブランド鑑定士の仕事に興味があるけれど実際どうなの?仕事内容などイメージがつきづらい・・・という方もいるのではないでしょうか。今回は、ブランド鑑定士のリアルな1日に密着し、具体的な仕事内容ややりがい、そして直面する難しさについて詳しく解説します。お客様との信頼関係を築きながら、貴重なアイテムを扱うこの仕事の魅力や、成長し続けるためのスキルアップ方法にも触れています。さらに、キャリアパスの可能性や、転職を成功させるためのポイントも紹介。ブランド鑑定士として新しい一歩を踏み出したい方に必見の内容です!

ブランド鑑定士とは?

ブランド鑑定士とは、顧客が持ち込んだ品物の価値を査定し、適正な買取価格を提示する専門家のことを指します。金・貴金属、宝石、ブランド品、骨董品、美術品、アパレルなど、さまざまなアイテムの真贋を見極め、その市場価値を判断します。

ブランド鑑定士になるために特定の資格は必須ではありません。しかし、専門的な知識と経験が求められます。例えば、金や貴金属の鑑定士は、品物の純度や刻印、重量を調べ、相場に基づいて価値を計算します。また、宝石鑑定士は、ダイヤモンドやカラーストーンの品質を評価し、本物かどうかを見極めるスキルが必要です。

さらに、ブランド鑑定士は顧客とのコミュニケーション能力も重要です。査定結果をわかりやすく説明し、顧客が納得できるようにすることが求められます。特に、予想よりも低い買取価格を提示する場合、その理由を丁寧に説明することが大切です。
このように、ブランド鑑定士は専門知識とコミュニケーション能力を兼ね備えた職業であり、リユース・買取業界の成長とともに需要が高まっています。

ブランド鑑定士の1日に密着!リアルな仕事内容を紹介

リユース業界のブランド鑑定士の1日のスケジュールは、取り扱う商品や勤務先によって異なります。買取店での店舗勤務か、出張買取といってお客様先に訪問して行う営業かで、動き方は変わってきます。今回は、店舗勤務の場合のブランド鑑定士の1日をご紹介します。

【ブランド鑑定士の1日のスケジュール】

●10:30 出勤
事務所に到着し、清掃などオープン準備を行う。
昨日の買取金額の確認、
当日のスケジュールや目標を確認します。

●11:00 店舗オープン 
今日の金相場などを確認をする。
LINEや、電話でのお客様からの問い合わせに対応する。

●12:00 お客様対応
店舗にお客様がお持ち込みいただいた商品を査定する。
譲り受けたブランド品、時計、宝石など、さまざまなアイテムをお持ち込みいただく。
真贋を確認し、査定を行う。
検討のため今回はお持ち帰りになるとのこと。

●14:00 昼食
昼食を取りながらリフレッシュ。
InstagramなどのSNSでブランドに関する情報収集を行うことも。

●15:00  個人アクションの確認、実行 
店舗のSNSやHPの更新を行ったり、お客様へのご連絡を行う。

●16:00  お客様対応
オンライン買取をご希望のお客様の対応を行う。
お品物を拝見して、査定金額を提示。
他にも相談したい物があるということで、次回ご来店をいただくことに。

●17:00 梱包、発送
買取した商品を本社へ送るための梱包、発送

●17:30 お客様対応
ご来店したお客様の対応を行う。
ブランドバックの買取希望のお客様に対して、査定結果を説明し、買取価格を提示。
無事に買取成約となる。

●19:00 スタッフ面談
スタッフとの面談、新人育成のためのロールプレイング
(日によってはMTG資料の作成やマニュアル作成を行うことも)

●19:30 閉店
買取金額の確認
本日の結果を社内システムに入力し、報告書を作成する。
次回の査定や接客に役立てるため振り返りを行う。

●19:45 退勤
1日の業務を終え、翌日の準備をして退勤。
このように、ブランド鑑定士の仕事は多岐にわたり、デスクワークと接客の両方をこなす必要があります。日によってスケジュールが変わることもあります。常に新しい知識を学び続けることが求められる、やりがいのある職業です。

ブランド鑑定士のやりがいや難しさ

お客様との信頼関係の構築 

ブランド鑑定士は、お客様が持ち込んだ品物に対する思いを聞き、それを次の方に良い形で譲り渡すお手伝いをします。このプロセスでお客様との信頼関係を築くことができるのは、大きなやりがいです。

お客様のプライベートなお話も会話の中で聞かせていただけることがあります。
お品物をお持ちになった理由や、そこからご家族のことやお仕事のお話などを聞くことができ、最終的に、自分を信頼してお任せいただく、物をお譲りいただくというところが醍醐味かなと思います。信頼関係を築くことで、リピーターや紹介を通じて新たなお客様とのつながりが生まれることもあります。

その反面、距離感の縮め方はその方それぞれなので、しっかり見極めなくてはいけません。もちろん最初から心を開いてくれる方ばかりではないです。どのような会話をしていくべきか常に考えながら、そのお客様に合わせた適切なコミュニケーションをはかるようにしていく必要があるでしょう。

様々なアイテムに触れられる

ブランド品、時計、宝石、骨董品など、普段の生活では出会えないような珍しい品物に触れることができるのは、大きな魅力です。
その反面、日々勉強が必要です。自分の知らない物に出会うことがあるのは当然ですが、それをそのままにせず、知識として習得することで、次の接客・査定のときに活かす。その意識を持って仕事ができないと鑑定士としては成長があまりないかもしれません。
いずれにしても色々な品物に触れ、品物を通じて、お客様の深いところまで知ることができることの仕事はとても魅力的です。

お客様から「ありがとう」と直接言っていただける 

お客様としてはこの品物を「どうにかしなくては・・・」と思っていることも多く、納得して手放せることで、「ありがとう」と喜んでいただけることも多いです。直接感謝の言葉を聞けるのは大きなやりがいになります。また、それを次の方に良い形で譲り渡すお手伝いができることは、リユースに携わる醍醐味です。
一方、金額にご納得いただけるか、ご説明の仕方やお客様の期待値のコントロールなどをしっかりできるかは経験値が必要になるでしょう。

多様なキャリアパスがある

ブランド鑑定士としての経験を積むことで、店舗運営やマネジメント、新規事業開発など、さまざまなキャリアパスが開ける可能性があるでしょう。成長している企業などであれば、自分の興味や適性に応じて、幅広いキャリアを築くことができます。

物の価値を見極める「目利き力」や、商品知識はリユース・買取業界の中で市場価値を高めることができます。交渉力、コミュニケーション力などのスキルは、他の業界でも役立つスキルのため、キャリアアップにもつながります。
一方、鑑定士以外のキャリアパスがないという企業もあるので、もし多様なキャリアパスを望む場合は、事前に企業情報を調べておく必要があるでしょう。

ブランド鑑定士に向いている人

やりがいもありますが、もちろん実際に仕事をしてみると様々な困難もあります。しかし、以下のようなことに共感する方はブランド鑑定士に向いていますので、困難を乗り越えていけるでしょう。

1.  専門性を磨き、 物の価値を見極める「目利き力」を高めたい人や、商品知識を深めたい人に向いています。 

2. お客様と信頼関係を築きたい お客様とのコミュニケーションを大切にし、信頼関係を築くことが好きな人に適しています。 

3. 学び続ける意欲がある人、常に新しい知識を学び続けることが好きな人や、自己成長を求める人に向いています。

4. 責任感がある人 高価な品物を扱うため、丁寧で責任感のある人が求められます。

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リユース・買取業界は14年連続で成長している市場です。国内の潜在需要は60兆円ともいわれ、今後の持続的な成長が見込まれています。大手企業やベンチャー企業を中心に、未経験者からの採用を積極的に行っています。

ブランド鑑定士としてスキルを身に着けたい人は、就職、転職活動の際に、企業情報をしっかりと収集して、自分にあった企業か選択していくことが重要です。

業界の成長に伴って、AI鑑定や鑑定機能の外部委託、本社での一括鑑定など「鑑定の仕組み化」が進んでいるため、店舗や出張買取の現場でどのくらい目利きのスキルを身に着けられるかは、企業の営業方針や育成制度をしっかりと見極めていきましょう。

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